思いつき内のエントリ
2007年11月 3日 土曜日
国会図書館は全頁のコピーを提供できない(Copy&Copyright Directoryに、面白い記事が掲載されていたので、私もリンク。
文化・著作権を楯にコピーもままならぬ国会図書館なんて!(JanJan)
Copy&Copyright Directoryでも書かれていますが、図書館でコピーができるのは、著作権法第31条による著作権者に対する権利制限があるからです。そして第31条の条文から、図書館が複製して提供できるのは、「図書館資料」のみであり、それは「図書館が持っている資料」のみである、という解釈がなされています。また、この条文の主語は、「図書館等」であり、利用者が勝手に複製できるわけではありません。本来は、利用者が自分で複写するのはダメなのですが(図書館員が求めに応じて一人一部コピーして提供するのが正しい)、それは権利者団体との協議によってどうにかしていることも多いです。またこれは条文のとおり図書館だけの特権で、「図書館等」に入らない施設では、例え本を置いていたとしても、利用者の求めに応じてコピーを取ることはできません。一枚でも複写するには著作権者の許可が必要です。
で、複写ができる「一部分」の部分は、「図書の場合は半分まで」と解釈されているので、国会図書館の言い方は全く間違っていません。しかも国会図書館は非常に厳格に著作権法を適用して、複写は図書館に依頼してコピーする形を取っています(先日行ったときもコピー機は無かったと思います)。当たり前です。国民の代表者である国会が定めた法律(ルール)を、面倒だからとか、時節に合わないとかいう一方的な理由で国会図書館が曲げたりしたら法律としての意味を成さないのです。
結構この「半分までコピー」は、勘違いしてる人も多いのです。法律のことを分かっていながら夫婦で前半後半という半分づつをコピーしようとする猛者もいるらしいですが、先日学生さんから「半分までコピーで取り寄せできました!ありがとうございます。で、後半はいつになったらコピーできますか?」と本気で聞いてきた子がいました。半分までコピーできるの意味を「手間がかかるから半分まで」だと勘違いしていたようなのです。あるいは時間を置けばバレないだろう、と思う人もいるようですが、甘いです。「図書を半分までコピー」という依頼は、「そこまで読みたいから」ではなく、「著作権法の制限があるから」という理由が多いのです。図書館ではそういう依頼をしばしば受けるので、当然「前半を」「後半を」という依頼があれば、過去の記録をチェックします。前述の夫婦で・・・というのも、「こんな人がいる」というコラムで書かれていました。
図書館も著作権法に縛られているのです。著作権を楯に何かをしてるわけではありません。著作権法はインターネットどころか、複写機も普及していなかった時代の法律で、複製だの公衆送信だのの部分は、権利者の権利を守ろうとするあまりに、利用者の利便性を大きく損なっていることは否定できません。これって本当に権利者の利益になってるのか?単に利用者の権利を損なってるだけじゃないのか?と思うことがあれば、どんどん声をあげた方が良いと思います。今、著作権法に関する「文化審議会著作権分科会法制問題小委員会中間まとめ」に関する意見募集が行われていますから、是非送ってみたらどうでしょうね。
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2007年10月 24日 水曜日
最近の日本映画は、「本の映画化」か「テレビドラマシリーズの映画化」か、なんかその2本立てという印象があります。一部「漫画の映画化」っていうのもありますが、まあそれも広義の「本の映画化」に入るように思います。そう言えば、テレビドラマでも今『探偵ガリレオ』やってるらしいですね。それって最終的に『容疑者Xの献身』を映画化するんだろーと思ったのですが、最初からそのつもりだったようで、ニュースも出てました。
しかし、健忘症の私は、「なんとなくこのタイトル見たことがある気がする」と思っても、実はそれが「本の映画化」だと気づいてないときがあるのです(笑)。さすがに今読もうとしている『サウスバウンド』とか、『アヒルと鴨のコインロッカー』とかは気づいていたのですが、これ面白そうだな、チェックしておこうと思ってた『ミッドナイトイーグル』。最近うーん、これどっかでタイトル見た気がする・・・と思ってたら、誰かがAmazonでリンクをクリックしてくれたらしく、「気がする」じゃなくて、高嶋哲夫の『ミッドナイトイーグル』だと知りました。しかも、私読んでるし(読んだときの感想)。しかも★5つつけてるし(笑)。きっとあらすじを見たときに「面白そう」と思った私自身の精神回路は全く変わってないのですが、しかし記憶のほうは完全に失われてしまっているようです。『明日の記憶』を笑えません。これも次の次くらいに再読しようと思ったのでした。
というわけで、再読祭り実施中です。この前に読んだ『砂漠』も、かなり忘れてることに気づき、そして2回目も楽しく読めました。『サウスバウンド』、『ミッドナイトイーグル』にも期待です。
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2007年9月 20日 木曜日
今日書架を整理していたら、ちょっと面白い本を見つけてしまいました。その名も「日本の会社100年史」の別冊『21世紀をめざす日本の企業』。
図版になっていて、いろんな会社の写真と共に簡単な紹介が掲載されています。新宿の三井ビルの周りには何も無いし(もちろん都庁もないし)、もう大分くたびれてしまった近所の某会社ビルは「○○駅の新しい象徴」とか書かれているし。一方で、プラスチックの会社が作る製品の写真では、正に「ポップ」を絵にしたような色遣いで形もかわいいらしい家具を紹介していて、「これって逆に新しいよねー」「一周して今にしてCoolって感じ」とみんなで話題にしてました。
本の出版年は1975年。ちょうど私が生まれた年です。私が子供の頃は、小学校でも「21世紀を絵にしてみる」みたいな課題とか、「21世紀の夢」の作文とか、そんな課題がありました。タイトルの『21世紀をめざす』という言葉に込められた上昇機運というか、社会の明るさが、実際その21世紀になった今になって見るともの悲しく感じてしまいます。多分あの頃は子供も大人も21世紀という近くて遠い未来に夢を馳せていたんだと思うのです。残念ながら、未来はそんなに甘くなかったってことですか。
なんかもう20年近くも痛めつけられてしまった社会は、あの楽天的な70年代、80年代には戻れないかもしれませんけど、もう少し暗部ばっかりに焦点を当てずに、楽しくやろうって言っても良いと思うんですけどね。マスコミも政治家も。
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2007年8月 29日 水曜日
図書館との連絡のやりとりに、メールは欠かせない手段になっています。多くの図書館サービスがオンラインで申し込めるようになっている現在、申し込み時にメールアドレス入力を必須にしているくらい、メールは無くてはならない連絡手段です。携帯電話に電話するという方法もありますが、我々がメールで問い合わせをするという事態になる場合は、何かトラブルがあり(例えば、申し込み先の図書館で、取り寄せを申し込んだ本が貸し出し中だったとか、紹介状依頼で希望の来館予定日が相手先の休館日だったとか)、それを解決するために様々な言語のタイトルやら、複雑なことを伝えなくてはならず、緊急連絡以外に携帯電話でのやりとりは向いていません。特に学生さんたちは昼間授業を受けていることが多いので、こちらも何度も携帯にかける煩わしさを考えると、まずはメールで連絡します。
しかし、最近その登録メールアドレスとしてケータイアドレスを利用する人が増えてきました。こちらは当然通常のemailで送信するので、改行を入れてかなり長い文章を平気で送ります。必要があれば添付ファイルを付けたりもします。ケータイのアドレスだと分かっている場合(ezweb.ne.jpとかがドメインだったりする場合)は、なるべく改行は少なく、文章も短く送ったりするのですが、それでも「トラブル発生、こういうオプションがありますが、どうしますか?」ということを伝えるわけですから、ある程度の長さになってしまいます。同時にいくつも申し込む人も多いですから、「○○の件です」ということも正確に伝えなければなりません。
ところが、それに対して返ってくるメール。署名なし、引用なし、改行なし、そして名前もなし。「わかりました、こうしてください」という内容を一行で伝えてくるメールが多いのです。私はケータイメールをほとんど使わない人間なので、どうもこの文化になじめません。前に「★」を「。」として使う文化になじめないと書いたことがありましたが、あれと同じ感覚です。そうやって一行メールを送ってくる人は別に世代を問いません。様々な年代の人がそうやってケータイでメールを送ってきます。
今日gooブログトレンドランキングで、こんなエントリを見つけてしまいました。
FPN-「件名なし」のメールを「常識」とする若者たち
「件名なし」は、まだインターネットとケータイ網が別の世界だったころ、SMSなどでは件名を入れる欄が無かったから作られたケータイ文化の一部だと思うのですが、内容としては大筋賛成。どっちかっていうとケータイメールは友人と友人とのやりとりというイメージで、だからこそすごく厳しい着信制限をしても問題ないわけです。ショート・メッセージという言葉が示すとおり、あれは手紙というよりチャットだと思うのです。だから一々元メールを引用しない。一々頭で「○○です」と名乗らない。そこまでは理解できます。全然問題ないと思います。私もケータイで相方にメールするときは件名なし、本文に「今から帰る」だけで送信したりします。それでもそれぞれのケータイには名前で登録してあるから、誰からのメールかは一目瞭然なのです。でもemailは違います。ましてや図書館から送るemailは、友人に送ってるわけではありません。メールアドレスだけ(しかも迷惑メール対策で、暗号のようになったメールアドレス)を見ても誰だかわからないのです。そしてパソコンでは改行のない長い一行は読みにくいのです。ケータイをemail代わりに使っている人はもう少し気にして欲しいんです。というか、それが慣れない、出来ないというなら、やっぱりケータイをemail代わりに使わないほうが良いと思うのです。
もしかしたら、冒頭で名乗らない、引用しない、改行しないケータイメールを普通にemailとして使うほうが「常識」だったりするのでしょうか。技術的にはともかく、文化的に最近取り残されてる感のある私です。
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2007年8月 8日 水曜日
NHK、“若者離れ”にメス (NBニュース):NBonline(日経ビジネス オンライン)
NHKは最後の砦だったと思ってたのに、娯楽番組なんて作らなくていいのになぁ。他の民放は、20代をターゲットにしてしまったがために、あまりにも面白くない番組が増えて、テレビ離れが進んでいるという話を先日本の感想で書きました。そもそも20代~30代は、「テレビを見ていない世代」だと思うのです。昼間は仕事だし、夜もつきあいとか、ネットしてるといった印象が強いのですが。
2005年にNHKが行っている『国民生活時間調査』によると、やはり20代30代は他の世代と比べて、テレビに接する割合も、テレビの視聴時間も短いことが分かります。60代が4時間半、70代以上になると5時間を超えている平均視聴時間が、20代30代は、平日は2時間強。休日でも3時間程度です。全世代平均の3時間半と比べてもかなり短いです。しかもその時間は年々減っているのです。
私の周りは何故かNHKフリークが多く、飲み会になると必ずNHKの話題が出ます。我が家では半井さんがとても人気なのですが、私の部署でも彼女は人気です。朝6時30分頃のキャスターのやり取りが寒くて笑えるとか、登坂さんの髪の毛が最近富に白くなって心配だとか。「クローズアップ現代」や、「NHKスペシャル」でも、図書館関連や情報関連のテーマを放送すると「昨日見ました?」と話題になります。麻疹騒動の時期も、我々のニュースソースは「クローズアップ現代」でした。
決して30代がみてないわけではないのです。NHKは基本的にニュースと、その一部を深く掘り下げた調査報道をしてて欲しいなあ。働く20代〜30代が見る番組って、ニュース番組だと思うのですが。
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2007年7月 30日 月曜日
「よろしくお願いします☆」
これ見たことありますか?私が最初に見たのは、多分一回り歳の離れた義妹からのメールだったように思うのですが、ネットを逍遙していると、ブログのエントリや、コメントなどでも結構見かけます。私の中には「。」を「☆」に変える文化は皆無なのですが、いつの間にやら☆は市民権を得たようなのです。
最近、この☆を図書館宛のメールにまで見るようになりました。他の部分はひらがなが一部小さい文字になっていたりとか、敬語が変とかいうこともなく、公的に仕事としてやっている人へ何かモノを頼むということは理解しているようなのです。しかし、最後の最後に
「よろしくお願いします☆」
思いっきり脱力します。この☆が持つイメージは、既に死語となっている「ぶりっこ」という言葉を強く思い出すのですが、どうなのでしょう。
そしてこの☆のパターンが読めないのです。これだけあちこちに氾濫しているのですから、ある程度語法というか、使用法があるように思うのですが、文章の最後ばかりでなく、文中に出てきたりもするので侮れません。たまに私が思っていたイメージ(!と同じような)と違う用法もあるようで、もうついていけません。そういうときはGoogleがあるぜ、と思っても、「☆」は記号としてしか認識してくれないので、ググれません。どんどん置いてけぼりにされるおばさんの気分。
少なくとも私が若者ぶって☆を使ってはいけないんだなーと思っている今日この頃でした。いや、まだ若いんですけど、いちおう。
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2007年7月 18日 水曜日
IKEAのカタログが郵便受けに入ってから早1年。もう次のカタログができるらしいですが、まだ足を運べずにいます。とにかく安い!というのと、配送や組み立てが大変!という声はよく聞きます。私はずーっと自作機を作っていたように、必要じゃないものを省いて、自分が必要とする機能だけを盛り込んだものを作るのは比較的好きで(自分でプログラムを組むのもその流れがあるかも)、そういう意味では結構DIY派だと思うのですが、図画工作が嫌いだった私としては、ちょっと恐れるところもあります。
日本って、木の文化の割に、「自分でリフォームする」とかあまり聞かないですよね。よく米国映画や小説に、「今家をリフォームしてて、壁を壊してる」みたいなシーンが出てきますが、あれくらい出来たら面白いだろうなあとは思います。IKEAにも「DIY用キッチンセット」(日本でガスや水道管まで自分で付けるなんてあり得るのか?)が売ってるそうですが、そこまで自作できたら、まさに自分の思い通り、ですよね。
まあキッチン丸ごとまでいかなくても、海外ではIKEAの様々なパーツを使って、自分独自の家具を作るというサイトが結構あるようです。中でもikea hackerというサイトが面白くて、RSSを購読してるんですが・・・。
ikea hacker: make your own ikea video game furniture
こんなの出てました。こういうテーブルPCって、随分前にPC系メルマガか何かでも見た気がします。実際作られたのは4年前ということなので、同じモノかもしれないですね。コーヒーテーブルを見て、「この真ん中に穴を開けてPCを入れてみよう」(しかもアクリル樹脂のPCで上から見えるようにしちゃおう)という回路というか、発想というか、すごいですね。
机の上に足を付けた棚板を置いて、ディスプレイ用の少し高めのラックを作ってみたり、通常縦に使われる本棚を横にして、さらにその下に足を付けて、横長ラックにしてみたり。それが許されるような様々な部品が置かれているのでしょう。こういうの見てると、自分もやってみたいなーと思う私でした。
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